解体工事費用を安くするためには
1. 分離発注のおすすめ
分離発注とは住宅を建て替えなどする際、住宅施工会社(ハウスメーカーや工務店等)に家の解体を含めて一括で依頼するのではなく解体と建築を分けて発注する方法です。住宅施工会社の多くは解体工事を直接行わず、下請けの解体業者に丸投げすることが通常です。住宅施工会社は中間手数料を上乗せしてお客様に請求しますので直接解体業者に頼むより高額な解体費用となるわけです。その点、分離発注を行うと平均で20%ほど安くなると言われています。さらに、解体業者へ直接ご要望を伝えることができますので、明瞭な見積もりはもちろんですが、話の行き違いによるトラブルを未然に防止することもできます。
結論1 解体工事の依頼は直接解体工事業者へ依頼すると安くなります!
2. インターネットの一括見積り業者を利用しない!
インターネットで「格安解体業者が見つかる。解体見積り一括取得」などの良く見かけますが
よく考えてみれば分かることなんですが、インターネットの業者が無料で解体業者へ見積り依頼することはありません。必ず手数料を取ります。もうお分かりですね。結局は直接依頼するより高額となってしまいます。ようするに見積りを依頼する時点で最終的に解体を行う業者以外が入ってしまうと損をしてしまうということです。
結論2. インターネットの「一括見積り業者」に依頼しない!
3. 解体工事から廃棄処分まで単独施工
解体工事には「解体」「運搬」「廃棄処分」など大きく分けて3種類の工程があります。
解体業者の中にはその3種類の工程を単独で施工できない業者が存在します。そうなると、別会社へ委託することになりますので当然ながら委託料が発生しますから単独で施工する解体業者と比較して割増しになることになります。お見積りを依頼する際は単独施工業者かどうかを確認してみることも重要な事です。
結論3. 解体業者の事業内容をまず調べてから依頼しましょう!
4.鹿児島市の危険空き家対策補助事業の利用
鹿児島市では周囲に悪影響を及ぼす恐れのある空き家等が増加することが予想され、更なる対策が必要なことから、市民の安全及び良好な生活環境の確保を図るため、「鹿児島市空き家等の適正管理に関する条例」を平成26年4月1日から施行しました。
この条例により危険空き家の解体費の一部を行政が補助してくれることになりました。
危険空き家解体工事補助事業
【内容】
補助金 解体費の3分の1(限度額30万円)
申請 事前申請(必須)
ご注意!
この制度をご利用の際には必ず鹿児島市役所建築指導課まで事前にご相談をお願いします!
*補助対象にはさまざまな条件がありますので詳しくは鹿児島市ホームページをご覧ください!
上記は鹿児島市の場合です。その他の地域にお住いのお客様は各市役所及び役場までお問合せください。